


これまでフェンダー社がジミヘンへのリスペクトを表してリリースしたモデルに着目してみると、古くは1980年頃に製作されたストラトで、ボディトップの特徴的なエルボーコンターが施されたJH PROTOに端を発しています。また1997年にはJimi Hendrix Tribute StratocasterやVoodoo Stratocaster、Monterey Pop Festival Stratocasterといったギター史に残る金字塔ともいえるモデルが続々と発売されました。2000年代に入ってからも、Time Machine Seriesでロングセラーを続けていた1969 Stratocaster(貼りメイプル指板)発売の折にも彼の存在が契機となっております。
今回新たに登場することになったジミ・ヘンドリクスモデルは、バハ・カリフォルニア州のフェンダー・エンセナダ・ファクトリーにて製作されています。右利き用のギターをレフティ仕様に改造していたことを象徴する部分ですが、リバースタイプのラージヘッドストックがフィーチャーされました。ボトムのハリと、トップノートのエモーショナルなプレイを可能にするテンション感を生み出しており、そして何よりこのルックスから熱いロックフィーリングがたぎっています。